2024.5.31

関口仁子氏(東工大・教授)が令和6年度文部科学大臣表彰・科学技術賞を受賞

  関口仁子氏(東京工業大学・教授)が、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)を受賞されました。受賞業績は「原子核物理学における三体核力研究の開拓とその実験的研究」です。

2023.11.22

関口仁子・東京工業大学教授を研究総括とする「関口三体核力プロジェクト」(通称:TOMOEプロジェクト)が令和5年度JST戦略的創造研究推進事業・総括実施型研究(ERATO)の新規領域として採択されました。

  令和5年10月から5.5年のプロジェクト期間で、少数核子系散乱の高精度偏極実験を通して三体核力を決定し、その結果を用いて原子核の量子多体精密計算法を確立します。原子核を第一原理的に記述する基礎科学を固め、核医薬学、核融合炉工学、宇宙工学をはじめ広く応用分野へ展開する事をめざします。

2023.10.16

極限原子核の謎を解く要となる新たな酸素同位体を近藤洋介(東工大)、中村隆司教授(東工大)らのチームが発見

東京工業大学らの国際共同研究チームは、二重魔法数核の候補と考えられてきた酸素同位体、酸素28の観測に初めて成功しました。酸素28では本来現れるべき中性子の魔法数20の特徴が消失し、魔法数異常が起こっていることが明らかとなりました。中性子数が陽子数よりはるかに多い極限原子核の構造や、未知の中性子間力、さらにそれを記述する原子核理論についての研究の進展へ寄与することが期待されます。

*本研究成果は、Kondo, Y. et al. Nature 620, 965–970 (2023)に出版されました。


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