I.前文
核物理懇談会は、原子核物理学および関連する分野の発展のために、核理論懇談会と原子核談話会が連合して活動を行う組織である。基礎科学を取り巻く状況が大きく変化し、研究規模の大型化が進む中、原子核物理学の研究を進めていく上で、将来計画の検討・プロジェクトの支持、広報や他分野への働きかけなどの社会的活動等を理論核物理研究者と実験核物理研究者の両コミュニティが一体となって遂行していくことが益々重要となっている。
一方で、原子核物理学は素粒子物理学・宇宙科学・物質科学・生命科学・原子力工学等との関連が深い学問であり、そのかかわり方は理論と実験のコミュニティで異なっている。以上の背景を踏まえ、理論核物理コミュニティ、実験核物理コミュニティとしての自主性を保ちつつ、理論・実験共通の目的・目標に関わる活動を協議し遂行する組織として、核理論懇談会と原子核談話会の連合体である核物理懇談会を設立する。
II.会則
1. 構成
核物理懇談会は、核理論懇談会(核理懇)と原子核談話会(核談)の連合体である。構成員は、核理懇あるいは核談に所属し、核物理懇談会に個人が直接に登録することはない。核理懇と核談の会員資格・会費等は、それぞれの組織で定める。
2. 名簿
核物理懇談会は会員名簿を作成する。
3. 総会
核物理懇談会総会を年1回開催する。
4. 事務局
核物理懇談会の事務は、核理懇事務局と核談事務局が連携して行う。
5. 活動費用
核物理懇談会の活動に必要な費用は、核理懇と核談から拠出する。
6. 委員会
核理懇・核談の委員会である核理論委員会・核物理委員会の合同委員会を定期的に開催する。合同委員会において核物理懇談会の代表・副代表を選出する。
7. 会則の改正
この会則の改正は、核物理懇談会総会において行なう。
※核理懇・核談合同総会(2007/09/23)にて承認